MEDICAL INFOMATION診療案内

根管治療

根管治療とは


根管治療とは、「根の治療」「歯の神経の治療」専門的には「歯内療法」といいます。むし歯が大きくなって、むし歯の細菌が歯の神経に達してしまうと、何もしていなくてもずきずきと歯が痛む、といった症状がでてきます。また、歯の根の先が腫れてくる、といった症状が出ることもあります。 ここまで虫歯が進行してしまうと、そのまま放置しても治ることはありません。このような場合に「根管治療」を行います。 当院では、痛みをとると同時に長期にきちんと噛めるように処置を行います。

根管治療により
発生しやすい痛み


根管治療はむし歯が神経まで達するほどにひどくなった場合に行います。歯の神経は複雑な作りをしているため、炎症の強弱が異なり、術中、術後の痛みのコントロールが難しい治療になります。

  • 治療後、帰宅してから我慢できないくらい痛い場合
  • 治療後、治療前よりさらにお痛みが強く出る場合
  • 治療後、歯茎に腫れが出る場合
  • 処置が進んで仮蓋をしてから痛みが出る場合

が考えられます。基本的には1週間程度で収まることがほとんどですが、痛みが治らない場合、痛みがひどくて我慢できない場合はご相談ください。

  • マイクロスコープを用いた精密根管治療


    根管内(歯髄=歯の神経 の通っていた部分)は非常に狭く、入り組んでいる状況で、肉眼での確認はほど不可能と言って良い状態です。マイクロスコープの使用により患部を約3倍〜20倍まで拡大し、肉眼では観察が困難な箇所の治療の質を格段に向上させることが可能になります。また歯に入った細かいヒビや虫歯の侵襲を細部まで確認する事が可能なので、より精密な治療を可能にしてくれます。マイクロスコープを使用することで、より正確で、安全な治療をご提供する事が可能になります。またマイクロスコープに併せてラバーダム防湿法により、唾液からの細菌感染を防ぎながら処置を行い、より精密で再治療のリスクを抑えた治療が出来ます。

  • 根管治療の流れ


    一般的な流れになります。

    01むし歯を取る
    02細菌によって死んでしまった神経を綺麗に取る
    03歯の根(根管)を洗浄、消毒する
    04仮蓋をする
    05もともと神経のつまっていた部分にお薬を詰める
    06被せ物を被せる

    ※03、04の過程は何度か繰り返し、歯の根を綺麗にする必要があります

根管治療に必要な来院回数は?

治療の回数はその歯の状態により様々ですが、3~5回の来院が必要になります。根管内(歯の神経の通っていた部分)の細菌を極限まで減らす事で根管治療の再治療のリスクを確実に減らす必要があります。この歯のその後の再治療の可能性はこの根管治療の精度により左右されるといっても過言ではありません。